自民・石破新総裁、党の要職に森山総務会長の起用を検討
27日行われた自民党の総裁選挙は決選投票の末、5回目の挑戦となる石破茂元幹事長が新たな総裁に選ばれました。石破新総裁は党の要職に森山総務会長の起用を検討していることがわかりました。
自民党・逢沢選挙管理委員長
「合計は、高市早苗君194票。石破茂君215票であります。よって石破茂君をもって当選者と決しました」
9人の候補者が乱立した総裁選は、石破氏、高市氏、小泉氏の三つ巴の戦いで、一回目の投票では高市氏と石破氏が党員票で他の7人の候補を引き離しました。
国会議員票との合計で高市氏が181票、石破氏が154票、小泉氏が136票を獲得し高市氏、石破氏の2人による決選投票になりました。
そして決選投票は国会議員票367票と、都道府県連票47票の、合わせて414票で争われ石破氏215票、高市氏194票で石破氏が逆転で勝利しました。
来月1日には、臨時国会が召集され石破氏が新たな首相に指名され新内閣が発足します。
多くの派閥が解消された中、人事でも脱派閥を貫くことができるか注目されます。また、裏金事件からの信頼回復や次の衆議院選挙でいわゆる裏金議員をどう処遇するのかなどが課題です。
一方、複数の党関係者によりますと石破新総裁が党役員人事をめぐり森山総務会長を党の要職での起用を調整していることがわかりました。幹事長での起用も検討されています。石破氏は週末も側近議員らと協議し党役員人事や新しい内閣の閣僚人事などの調整を急ぐ方針です。