トンガ派遣の自衛隊員感染 任務一時停止へ
火山噴火で大きな被害を受けたトンガに、支援物資を輸送するため派遣されている自衛隊員のうち、3人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
これを受け、自衛隊はトンガにC130輸送機で飲料水などを輸送する任務について、一時停止する方針を明らかにしました。
防衛省によりますと、新たに感染が確認されたのは航空自衛隊の20代から40代の隊員3人です。
派遣された自衛隊員のうち、これまでに感染が確認された隊員は合わせて4人になります。
今回新たに感染が確認された3人は、すでに感染が確認されていた隊員の濃厚接触者ではないということです。
これにより、これまでに濃厚接触の疑いのある隊員は15人増え、合わせて36人となりました。
感染が確認された4人のうち3人は、トンガの空港に降り立った機体に乗っていましたが、機体からは降りておらず、トンガ側の担当者との接触はないということです。
これを受け防衛省は、感染防止対策がしっかり取られているか確認できるまで、C130での輸送任務を一時停止する方針を発表しました。
今回派遣された隊員は、全員、出国前のPCR検査では陰性が確認されていました。