神田財務副大臣の会社が税金を滞納していた問題で、神田氏が滞納の詳しい内容をまとめた報告書を野党側に提出しました。ただ、一部は精査中として明らかになっておらず、野党側は再び回答するよう求めました。

神田財務副大臣の税金滞納問題をめぐり、野党側が滞納の詳しい内容について報告を求めたことを受け、神田氏は10日夕方、報告書を提出しました。

報告書によりますと、神田氏が代表取締役を務める会社は、2013年に固定資産税と都市計画税を合わせて約80万円滞納し、自社ビルを差し押さえられました。その後、納付したことで、差し押さえから約2か月後に解除されたということです。

2014年には約120万円を滞納し、約20日間、差し押さえられたほか、2022年にも約72万円を滞納し、約4か月、差し押さえられたということです。

一方で、2022年には別にもう1回、滞納し、差し押さえられたと報告しましたが、滞納した額などは「精査中」と記載され、明らかにされませんでした。このため、野党側は神田氏に来週13日の昼までに再び回答するよう求めました。

神田氏をめぐっては、野党だけでなく与党からも辞任を求める声があがっています。