自民党総裁選 各候補者の推薦人と傾向は?
17日、自民党総裁選挙が告示され、河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏(届出順)の4人が立候補した。各候補の推薦人20人の顔ぶれと、傾向を分析する。
【河野太郎氏】
岸田氏支持で固まっている岸田派以外の、すべての派閥から推薦人を確保。ただ衆議院の当選4回以下の中堅・若手議員が半数を占める。女性は2人。
※衆参のあとの数字は当選回数
<細田派>2人
義家弘介 衆3参1
穴見陽一 衆3
<麻生派>3人
阿部俊子 衆5
高橋ひなこ 衆3
中西健治 参2
<竹下派>3人
野中厚 衆3
宮崎政久 衆3
山下雄平 参2
<二階派>2人
伊藤忠彦 衆4
岡下昌平 衆2
<石破派>2人
古川禎久 衆6
平将明 衆5
<石原派>3人
坂本哲志 衆6
石原宏高 衆4
上野賢一郎 衆4
<無派閥>5人
伊藤達也 衆8
武村展英 衆3
田中良生 衆4
園田修光 参1
島村大 参2
【岸田文雄氏】
最大派閥から第3派閥までの各派から、ベテラン議員と若手議員をバランス良く確保。女性も6人。一方、前回の総裁選で菅総裁誕生の流れを作った二階派と石原派。そして石破派からの推薦人は無し。河野氏とは逆で、衆議院の当選5回以上の議員が半数を占め、その中でもベテラン議員が多い。
<細田派>4人
高木毅 衆7
吉野正芳 衆7
森まさこ 参3
宮本周司 参2
<麻生派>4人
鈴木俊一 衆9
山際大志郎 衆5
猪口邦子 参2衆1
今井絵理子 参1
<竹下派>4人
渡辺博道 衆7
西銘恒三郎 衆5
鈴木隼人 衆2
二之湯智 参3
<岸田派>2人
根本匠 衆8
堀内詔子 衆3
<無派閥>6人
石田真敏 衆7
梶山弘志 衆7
土屋品子 衆7
大野敬太郎 衆3
加藤鮎子 衆2
本田太郎 衆1
【高市早苗氏】
安倍前総理の支持を得ている高市氏。安倍氏が大きな影響力を持つ出身派閥・細田派から、7人が推薦人に。このほか、いわゆる保守系の議員が中心となって名を連ねている。女性は3人。
<細田派>7人
馳浩 衆7参1
西村康稔 衆6
高鳥修一 衆4
佐々木紀 衆3
山谷えり子 参3
佐藤啓 参1
山田宏 参1
<竹下派>2人
木原稔 衆4
小野田紀美 参1
<二階派>5人
山口壯 衆6
小林鷹之 衆3
小林茂樹 衆2
衛藤晟一 参3衆4
片山さつき 参2衆1
<無派閥>6人
古屋圭司 衆10
江藤拓 衆6
城内実 衆5
石川昭政 衆3
黄川田仁志 衆3
青山繁晴 参1
【野田聖子氏】二階派8人と竹下派3人で半数以上を占める。自身は無派閥で、推薦人集めが課題だった野田氏が、両派閥に推薦人を回してもらった形。女性は2人。複数の自民党議員によると、推薦人“最後の一人”は石破氏の推薦人になるはずだった人物。石破氏の出馬見送りにより、20人の確保がかなったという。
<竹下派>3人
百武公親 衆1
渡辺猛之 参2
元榮太一郎 参1
<二階派>8人
福井照 衆7
大岡敏孝 衆3
神谷昇 衆2
出畑実 衆1
鶴保庸介 参4
三木亨 参2
岩本剛人 参1
清水真人 参1
<石原派>1人
宮路拓馬 衆2
<無派閥>8人
川崎二郎 衆12
渡海紀三朗 衆9
浜田靖一 衆9
木村弥生 衆2
山田俊男 参3
柘植芳文 参2
三原じゅん子 参2
徳茂雅之 参1