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会見8分間 「パーティー券問題」に安倍派幹部は… “キックバック”二階派でも?

2023年12月5日 5:57
会見8分間 「パーティー券問題」に安倍派幹部は… “キックバック”二階派でも?
自民党・安倍派の政治資金パーティーで、パーティー券の収入の一部を所属議員にキックバックしていたとされる問題。取材に応じた安倍派の事務総長が約8分間、何度も繰り返した言葉とは…。

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派閥が資金を集める主な手段となっている政治資金パーティーをめぐり、自民党の安倍派に続き、二階派(志帥会)でもパーティー券の収入の一部を所属議員にキックバックしていたということです。

関係者によると、二階派ではパーティー券の販売ノルマが所属議員ごとに決められていて、ノルマを超えて売り上げた議員に対しては、その分をキックバックしていたということです。派閥の収支報告書には、ノルマを超えた収入について直近5年間で1億円余りを記載していなかったとみられることがわかりました。

一方で、二階派の関係者によると、キックバックした分については、派閥側は「支出」として、議員側も「収入」として収支報告書に記載していたということです。

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一方、安倍派では、キックバックを受けていた議員が、10人以上にのぼるとみられることが、関係者への取材で新たにわかりました。

4日、安倍派の実務を取り仕切る事務総長を務める高木国対委員長は「適切に対応する」と繰り返しました。

安倍派の事務総長 高木国対委員長
「これから慎重に事実関係を確認して、適切に対応していきたい」

――キックバックは安倍派であった?

高木国対委員長
「いや、それにつきましても、慎重に事実関係を確認して、適切に対応していきたい」

――「適切な対応」とは?

高木国対委員長
「いや、それについても私が直接会計に関わっているわけではないので、なんともはっきりと明言…わかりかねます」

安倍派の会計を誰が行っているかについても「わからない」と繰り返しました。

キックバックで得た収入や支出を収支報告書に記載していない場合、政治資金規正法違反にあたる可能性もあり、東京地検特捜部は、臨時国会の閉会後にも議員への一斉聴取を始めるなど、捜査を本格化するものとみられます。

4日夕方、自民党の役員会で岸田首相は「必要な場合には訂正を行うとともに丁寧に説明するよう、幹事長を通じて各派閥に指示をしている」としました。

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その岸田首相をめぐっては、別の報道が…。2019年当時、政調会長だった岸田首相が、アメリカのギングリッチ元下院議長と面会した際、いわゆる“統一教会”の関係団体のトップと名刺交換をして会話をした、などと朝日新聞に報じられました。

これまで岸田首相は、去年8月に「私個人は知る限りでは当該団体とは関係はないと」などと説明してきました。

報じられたようなことが実際にあったのか。

岸田首相(4日)
「名刺交換をしたかどうか、同行者の方と何をしたか、これはいま覚えておりません」

大勢の同行者がいて「1人1人は承知していない」としています。

(12月4日放送『news zero』より)

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