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総裁選4候補 一般100人の質問に答える

2021年9月24日 0:59
総裁選4候補 一般100人の質問に答える

あと6日に迫った自民党総裁選。こちらの候補者4人、23日は、応募して選ばれた、一般の100人からの質問に答えました。

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23日夜、行われたオンライン討論会。抽せんで選ばれた一般の人100人が参加し、候補者4人に質問をぶつけました。中には、小さな子供もいました。総裁選では初めてとなる「一般参加者とのオンライン討論会」。23日はコロナ対策などがテーマに。

20代男性からは。

一般参加者(20代)「コロナ問題の出口戦略はどのようにお考えか教えてください」

岸田前政調会長「やはりワクチンの接種と治療薬の開発、この2つしっかり進めなければなりません。できるだけ普通の経済社会活動を取り戻す道筋を作っていきたい」

高市前総務相「新しい株が出てきたり、いろんなリスクはあると思います。しっかり予防対策をして、ワクチン・治療薬が普及していけば、必ず出口は見えてきます。それまでの間に何とか会社が潰れてしまわないように、働いている方々が困らないように対策を強化していきたい」

野田幹事長代行「医療難民を作らないことです。ワクチンの接種が今月でおそらく70%を超えます。限りなく100%に近づけることで、諸外国のような一定の転機を迎えていくと思います」

河野ワクチン担当相「自宅療養でも腕時計型のパルスオキシメーターのように、何か異常が起きたら、病院の方からきちんと対応してくれるような設備も今開発が進んでいます。すぐに検査ができる簡易検査キットを安く大量に供給しようと思っております」




また、将来に向けた成長戦略についての質問には。

野田幹事長代行「たとえばEV(電気自動車)または、水素ステーションみたいなものをしっかりしつらえていくことによって、次の日本の経済の原動力を作っていこう」

河野ワクチン担当相「やはりメインは、規制改革によって新しい商品、新しいサービス、スタートアップ企業がどんどん市場にチャレンジできるようにしていかなければいけない」

岸田前政調会長「成長の果実をぜひ一部の人間ではなくして、幅広い方々に享受してもらう。すなわちこの幅広い方々の所得・給与を引き上げる、これが大事なポイント」

高市前総務相「これから日本や世界が必ず直面するリスクを最小化して命を守る、安全を守る、こういった危機管理投資には、国費を大胆に投入するべき」




一方、立憲民主党の枝野代表は、「審議拒否して議論もしないで、何がコロナ対策だ。国民の命と暮らしを守ることよりも、自分たちの権力闘争」と自民党を厳しく批判。

また、枝野代表は「老後の不安を高め、子育ての不安を高め、貧困を増やし、雇用を不安定化した。まさに自民党が丸抱えでやってきた、これを変えない限り景気は良くならない」と、改めて総選挙での政権交代の必要性を訴えました。