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岸田氏「ノーサイド。全員野球で」人事は?

2021年9月29日 17:05
岸田氏「ノーサイド。全員野球で」人事は?

29日、自民党の総裁選挙で新しい総裁に岸田文雄前政調会長が選ばれました。各陣営の予想をくつがえし岸田氏は、河野氏に大差をつけて圧勝しました。最新情報をお伝えします。

岸田新総裁は午後6時から自民党本部で記者会見に臨みます。今後は人事が焦点となります。

総裁選後に行われた岸田陣営の会合には、高市前総務大臣が訪れました。決選投票での岸田氏と高市氏の連携を象徴するシーンとなりました。高市氏を支持した安倍前総理は、周辺に「高市氏を要職で処遇するのは当然だ」と話しています。

岸田氏は総裁選後、「ノーサイドだ。全員野球で一丸となる」とあいさつしましたが、対立候補の陣営からどの程度、起用するか注目されます。

人事は政権の骨格となる官房長官と幹事長人事が焦点ですが、岸田氏は総裁選中に、この2つのポストに求める人物像について語っています。

官房長官に求められる能力として、コミュケーション能力や省庁を横断的にまとめる力、人の意見を聞く力を挙げ、自らとの相性も大事だと話しています。

幹事長については、「国会議員をまとめる人柄や胆力が求められる」としていて、こうしたことを念頭に人選を進めるとみられます。

また人事では、経済安全保障を担当する大臣や人権問題担当の総理補佐官を新たに設ける考えを示しているほか、総裁選では、「若手と中堅も大胆に起用する」と訴えていて、こうした公約を守りつつ、挙党体制を築くことができるのかが焦点です。