自民党総裁選をめぐり、候補者４人が若手議員と意見交換し、自らが総裁になった場合の官房長官や幹事長の人事について語りました。

「官房長官、歴代見てると、ある程度、政府の仕組みがわかっている人がいいのかなっていう気はしますね。逆に幹事長は、党をもっともっと改革しようというんだったら、もうちょっとはっちゃけてもいいのかな」―河野ワクチン担当大臣は「官房長官は調整力幹事長はどちらかというと発信力が大事ではないか」と述べました。

「（官房長官は）コミュニケーション能力、これがどうしても求められます。さまざまな省庁について、横断的に、全体的にしっかり考えることができる、やはり聞く力っていうのは大事だなと思います」―岸田前政調会長は、また「人をまとめる力が幹事長には特に求められる」と述べました。

「（官房長官は）国家観・政策も含めて、『総理との一体感』がなければならないと思います。自民党だけじゃなくて、各党への根回し、はっきり明確に正しく発信してくださる方が必要」―高市前総務大臣は幹事長については「クリーンで党の運営全体を見渡せる方が必要」との考えを示しました。

「官房長官、幹事長は、私のパートナーですから、部下でありません。私の気持ちを察してくれる人であれば、属性的には女性が望ましいと思います」―野田幹事長代行は「挙党態勢を作れる人違いがあることを受容できる人を望んでいる」と述べました。

こうした中、政府は２１日の閣議で、新しい総理大臣の指名選挙を行う臨時国会を来月４日に召集することを決定しました。