岸田新総裁 「挨拶」から可視化するワード
自民党の総裁選で、岸田文雄氏が新総裁に選出されました。選出直後に行われた岸田氏の「挨拶」の言葉を、頻度や重要度などから文字の大きさによって示す「ワードクラウド」という手法で分析しました。
■「コロナ禍」の総裁選 感謝述べる
ワードクラウドで最も大きく示されたのは「コロナ禍」というキーワードでした。岸田氏は挨拶の冒頭で、「コロナ禍において、自由民主党選挙、この大切な選挙を行うことができたこと、本当に多くの方のご努力があったことと存じます」と述べ、自民党党員や党友らに対して感謝の気持ちを表しました。
また、コロナ感染対策や様々な課題に対して最前線で取り組む人々にも感謝を伝えています。
■数十兆規模の経済対策をつくり上げる
次に大きく示されていたのは「つくり上げる」というキーワードです。岸田氏は「数十兆規模の経済対策を年末までにしっかりとつくり上げなければなりません」と話し、さらに、「その先には新しい資本主義、『自由で開かれたインド太平洋』の実現、少子化対策など、日本の未来に関わる問題が山積している」と訴えました。
■国民の声に寄り添う「国民政党」を目指す
挨拶の中で何度も登場したのは「国民」というキーワードです。岸田氏は「国民の皆さんに寄り添って、そして、国民の声に耳を澄まし、建設的な政策論争を行う。そのことによって、自民党が国民政党であり、国民にしっかり向き合い、そして、自由濶達な政党であるということを示すことができた」と話し、自身の総裁選を総括しました。
(出典)
*ワードクラウド分析
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