岸田政権、参院補選で敗北 与野党の反応は
24日、岸田政権発足後初めての国政選挙となる参議院の補欠選挙が行われ、自民党の候補が静岡選挙区で敗れました。
31日に行われる衆議院選挙の前哨戦での敗北を受け、自民党は態勢の立て直しを迫られます。
岸田首相「この結果については、県民の皆さんのご判断を厳粛に受け止めたいと思っています。ぜひ気持ちを引き締めて、衆議院選挙に臨んでいきたい」
岸田首相は25日朝、記者団の取材に応じ、敗因については、「様々な要因の積み重ねによってこうした結果になった。しっかり分析したい」と述べました。
自民党としては、補選で連勝して衆院選へのはずみをつけようと、岸田首相をはじめ、党幹部を挙げて応援態勢をとった中での敗戦でした。
自民党の中堅議員は、「静岡の負けは痛い。衆院選に向け、この1週間に効果的なテコ入れができるかどうかにかかっている」。また、ある自民党幹部は、「岸田首相が2回も静岡に入ったのに負けると、やっぱり選挙の顔にはならないという印象が強くなる」と危機感をあらわにしています。
安住国対委員長「私どもにとっては大きな自信になったと思います。やっぱり、有権者の皆さんが動けば政治は変わるんだと」
一方、立憲民主党の安住国対委員長は衆院選に向け、「政治を変えたいと思っている人々の受け皿になれるように訴えていきたい」と語りました。