自民党261議席「絶対安定多数」獲得
第49回衆議院選挙が行われ、自民党が261議席を獲得し「絶対安定多数」に達しました。しかし、自民党の甘利幹事長は、自らが小選挙区で敗北したことを受け、幹事長を辞任する意向を固めました。
自民党は、衆議院の17の常任委員会の委員長を独占し、過半数の委員を確保できるいわゆる「絶対安定多数」の261議席に達しました。
自民党・岸田首相「与党で過半数を取った。政権選択選挙において信任をいただいた、このことは大変ありがたかったと思います」
しかし、甘利幹事長は小選挙区で敗れました。自民党の選挙責任者である幹事長が小選挙区で敗れるのは初めてのことです。甘利氏は、辞任する意向を固め、党幹部に伝えました。
公明党は、候補者を擁立した9の小選挙区すべてで勝利しました。
公明党・山口代表「総力を挙げて応援にいく。そうした自公の協力ということも実った結果ではないかと思います」
野党第一党の立憲民主党は、公示前の議席を下回りました。
立憲民主党・枝野代表「かなり多くのところで自民党が強いと言われていたところでも、接戦に持ち込めた。(野党共闘は)一定の成果はあった」
一方、日本維新の会は公示前から4倍近くの議席を獲得し躍進しました。
日本維新の会・松井代表「これから国会においても実績を積み上げるべく、今日からがスタートだと思います」
共産党は10議席と苦戦。国民民主党は11議席で公示前を上回りました。
れいわ新選組は3議席、社民党は1議席を獲得しました。
「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、議席を獲得できませんでした。
<獲得議席数>
自民 261(単独で“絶対安定多数”)
公明 32
立憲 96(公示前議席を下回る)
共産 10
れ新 3
社民 1
国民 11
維新 41
他 10