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葉梨法相「死刑のはんこを押した時だけニュースになる地味な役職」野党側は辞任求める

2022年11月11日 12:00
葉梨法相「死刑のはんこを押した時だけニュースになる地味な役職」野党側は辞任求める

葉梨法相が「法務大臣は死刑のはんこを押した時だけニュースになる地味な役職だ」などと発言した問題で、野党側は11日も辞任を求めています。

岸田首相は葉梨法相の国会答弁などを見た上で、11日、外遊出発前までに更迭するかどうか最終判断する見通しです。

立憲民主党・米山隆一議員「地味な仕事だと思ってるトップの下で働いてる5万5000人を超す法務省の職員も検察官も士気が上がらない。刑務官は死刑の判断に自信が持てないし、国民もそれを信じられません。辞職すべきと思います」

葉梨法相「私自身、至らなさを本当に恥じております。ご迷惑をかけたことをしっかりリカバリーしていかなければいけない」

辞任を否定した葉梨法相ですが、過去に複数回、死刑に関して同じ趣旨の発言をしていたことを認めました。また、10日は撤回しなかった「外務省と法務省、票とお金に縁がない」という発言についても撤回しました。

一方、岸田首相は、葉梨法相を続投させる考えを改めて示しました。

岸田首相「職責の重さを自覚し、説明責任を徹底的に果たしてもらわなければなりません。誤解を招くことがないよう、発言はくれぐれも丁寧に慎重に行ってもらわなければならないと考えております」

与党内からも「更迭は避けられない」との声が上がっていて、岸田首相は11日午後、海外出張に出発する前に最終判断する見通しです。