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エチオピア退避に備え先遣隊派遣 政府方針

2021年11月26日 21:27

政府軍と反政府勢力の戦闘が激化しているアフリカのエチオピアから自衛隊機で日本人を退避させる場合に備え、日本政府が、隣国のジブチに先遣隊を派遣する方針を固めたことが分かりました。

エチオピアでは、政府軍と反政府勢力「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」の戦闘が激化し、反政府勢力の首都アディスアベバへの進攻に備え全土に非常事態宣言が出されています。

外務省幹部によりますと、エチオピアには首都を中心に大使館関係者や国際機関の職員ら日本人数十人が残っているということです。

こうした中、防衛省幹部によりますと、日本政府は、エチオピアから自衛隊機で日本人を退避させる場合に備え、隣国のジブチに先遣隊を派遣する方針を固めたということです。ジブチには海賊対処などに当たるための自衛隊の拠点があり、P3C哨戒機も派遣されています。