岸防衛大臣は、アメリカのオースティン国防長官と電話で会談し、アメリカ軍三沢基地のＦ１６戦闘機が、燃料タンクを基地の外に投棄した問題について、「極めて遺憾だ」と伝えた上で、安全を優先するよう求めました。

電話会談で、岸防衛相は、Ｆ１６戦闘機が飛行中のトラブルから基地の外の国道などに燃料タンクを投棄したことについて、オースティン国防長官に遺憾の意を伝えました。

また、安全が確認されるまで飛行を停止するよう求めていたのに、飛行を再開したことにも遺憾の意を示しました。

岸防衛相「米軍Ｆ１６戦闘機による燃料タンク投棄事案に関連し、住民の安全にかかわる極めて遺憾な事案であり、安全を最大限優先するよう強く求めました」

これに対しオースティン国防長官は、「安全を最優先に、今回の事案の調査をしっかり行う」と述べました。

岸防衛相は、また、ラップ在日米軍司令官とも会談したことを明らかにし、ラップ氏は飛行を再開した理由について、「配備されているすべてのＦ１６戦闘機を点検し、安全を確認した」と説明したということです。