アベノマスク大量在庫 希望者に“配布”へ
いわゆる“アベノマスク”の在庫が大量に残っている状況について、15日、松野官房長官は希望する自治体や個人に配布していく方針だと述べました。
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新型コロナウイルス対策で、安倍政権時に配布した布マスク、いわゆる“アベノマスク”。
15日時点では、およそ8200万枚の在庫が倉庫に保管される事態になっています。保管費用も、今年3月までで、およそ6億円にのぼるということです。
大量の在庫が残る状況に、岸田首相は…
岸田首相(14日)
「有効活用の道は引き続きしっかり検討し、模索していきたいと思います」
そして、15日、松野官房長官は、希望する自治体や個人に配布する方針だと話しました。
松野官房長官
「さらなる有効活用の方策として、希望する自治体に配布をし、希望する個人の方への国から配布をすることなどの取り組みを進める」
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一方、街の人からは次のような声が聞かれました。
30代
「個人的にはいらないと思うんですけど、欲しい人に行き渡ればいいと思う」
20代
「もらったときも使ってないので、またもらっても使わないかな」
50代
「とっといてあります、災害用に」
「災害用に」
政府は今後も“アベノマスク”の在庫解消に向け、検討していくことにしています。