加藤元官房長官が立候補会見「国民の所得倍増」“裏金”は「国庫返納検討すべき」 自民党総裁選
告示まで2日となった自民党総裁選ですが10日朝、加藤勝信元官房長官が8人目となる立候補会見を行いました。中継です。
加藤氏は最優先課題として「国民の所得倍増」を打ち出しました。会見を聞いた陣営幹部は「政策通をアピールできた中身のあるよい会見だった」と話していました。
加藤元官房長官
「国民の所得倍増を目指すためには、様々なしがらみからありえないとされた政策についても断固それをはねのけ、実行してまいります。 国民の所得倍増に、私は命をかけて取り組んでまいります」
加藤氏がキーワードに挙げたのは「ニッポン総活躍プラン」です。目標に「所得倍増」を掲げ実現に向け、国内投資の促進や少子化対策に力を入れると強調しました。具体的策としては「給食費」「子ども医療費」、「出産費」の負担をなくす「3つのゼロ」を打ち出しました。
また、政治とカネの問題をめぐってはいわゆる裏金について「国庫返納を検討すべきだ」と主張しました。
――加藤氏の強みはどこでしょうか?
強みは官房長官や厚生労働大臣など重要閣僚をつとめた経験からくる「安定感」です。
一方、弱みとしては「知名度の低さ」があげられ、加藤氏は家族と一緒にSNS発信に力をいれるなど知名度アップに取り組んでいます。
また、推薦人20人の確保も苦労するなど議員支持も広がっていません。
出馬会見が告示2日前と後れをとる中、知名度と議員支持をどこまで拡大できるかが課題となります。