外務省は、中国が東シナ海の日中中間線付近で今年5月から設置を始めていた海洋プラットフォームで炎が上がり、ガスの掘削が行われている可能性が高いとして中国側に抗議しました。

外務省の発表によりますと、中国が東シナ海の日中中間線付近で今年5月から設置を開始していた海洋プラットフォームでフレア＝炎が上がっていることが確認されたということです。海上自衛隊が確認したもので、中国側がガス田でガスの掘削を行っている可能性が高いことを示す動きだということです。

日本政府は「東シナ海の排他的経済水域及び大陸棚の境界が未だ画定していない状況において、日本側からの度重なる抗議にもかかわらず、中国側が同海域で一方的な開発を継続していることは極めて遺憾だ」として、中国側に強く抗議したことを明らかにしました。

また、日中間の資源開発についての交渉再開に早期に応じるよう中国側に改めて強く求めました。


画像：防衛省提供