中国とロシアの艦艇が大隅海峡を共同航行 浜田防衛相「重大な懸念」警戒感
中国とロシアの艦艇が28日から29日にかけ、大隅海峡を共同で航行し、浜田防衛相は「我が国の安全保障上、重大な懸念だ」と警戒感を示しました。
防衛省によりますと、中国海軍のミサイル駆逐艦やロシア海軍の駆逐艦など合わせて7隻が今月28日から29日にかけ、鹿児島県の大隅海峡を共同で航行しました。7隻は東シナ海に入ったあと、2列に隊列を組んで航行したということです。中国とロシアが共同で大隅海峡を通過するのは去年10月以来、2回目です。
浜田防衛相 「これは我が国に対する示威活動を明確に意図したものであり、我が国の安全保障上、重大な懸念と考えております」
浜田防衛相は「中露両国による共同航行は極めて異例だ」「防衛力を抜本的に強化し、我が国の平和と独立を守り、地域の平和と安定にしっかりと貢献していく」と強調しました。