岸田首相「政治の安定不可欠」参院選勝利目指す考え強調
13日、自民党の党大会が開かれ、岸田首相はロシアの軍事侵攻を挙げ、「国際社会の変動から国民生活を守るため政治の安定が不可欠だ」と述べ、参議院選挙での勝利を目指す考えを強調しました。
岸田首相は、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難した上で我がこととして捉え、対応することが必要だと強調しました。
岸田首相「国際社会の変動を含め、いかなる事態が起きても国民生活を守り抜いていく。きたる参議院選挙も自公の連携のもと勝利をし、引き続き政治の安定を担っていこうではありませんか」
13日の党大会では、岸田首相が去年の総裁選で公約として掲げた幹事長など党8役の役員任期を1期1年、連続3期までに制限する党の規則=党則の改正が了承されました。
また、党の運動方針には「連合ならびに友好的な労働組合との政策懇談を積極的に進める」と明記し、野党の有力な支持団体である労働組合とも関係を深め、野党共闘を切り崩していく姿勢を明確に打ち出しました。
一時、ギクシャクしていた公明党との間でも党大会直前に参議院選挙での「相互推薦」の方針を確認。来賓として出席した山口代表も「結束の土俵が整った」と述べ、参院選に向け協力していく姿勢をアピールしました。
新型コロナに加え、ロシアによるウクライナ侵攻と岸田首相自身が「展開次第では戦後最大の危機に陥る」と語る今の難局。これを乗り切り夏の参院選の勝利につなげられるのか。自民党の実行力が問われています。