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外旭川地区のまちづくり 穂積秋田市長 来月にも佐竹知事と意見交換を

2024年1月18日 19:00
外旭川地区のまちづくり 穂積秋田市長 来月にも佐竹知事と意見交換を

秋田市の外旭川地区のまちづくり事業をめぐり、穂積市長は、来月にも佐竹知事と面会し、事業を進める意義や計画の内容について説明し、意見を交わしたい意向を示しました。その意見交換の結果によっては、現在の事業計画が変わる可能性もあるという考えを示しています。

今年最初の記者会見に臨んだ穂積市長。交通系ICカードの導入や市立総合病院の改修など、これまでの実績に触れたうえで、外旭川地区で進める、まちづくり事業の計画を今年、さらに具体化させたいと意欲を示しました。

秋田市とイオンタウンがまちづくり事業を計画しているのは、JR泉外旭川駅から約2キロの、現在は大半が農地となっている地区です。

卸売市場は今後建て替えが予定され、その建て替えに伴って生じる余剰地に、新たなスタジアムを建設する計画です。市場とスタジアムに隣接するエリアには、ホテルのほかキャンプやバーベキューができるアウトドア関連施設、大規模な駐車場をつくります。

その隣のエリアには、高齢者や子どもの健康づくりを図る施設や、放課後児童クラブなどを含む、医療・福祉関連施設を整備します。

スタジアムやホテルなどがあるエリアと道路を挟んだ向かい側には、レストランや映画館などの娯楽施設をつくり、当初スタジアムの建設を想定していた農地には、観光農園を整備する案が示されています。

計画が予定されている土地の大部分は、現在、農業以外に転用できない規制があり、市は県と共同で、国に規制の緩和を求める申請を行う方針です。

事業を外旭川地区の農地で行わなければならない理由を明確に示し、県からの同意が、得られるかどうかが焦点ですが、県は、現時点で、事業計画に懐疑的な見方です。

県側は、今の事業計画すべてに同意しない可能性も示していますが、穂積市長は記者会見で、現段階で事業計画の規模を縮小する考えはないと説明し、「市場、スタジアム、それから民間で開発のところ。こういったものが一体的に整備されることによって相乗効果が生むと。国の同意を求めるように県の方にお願いをしていきたいなと思ってます」と述べました。

穂積市長は、来月14日にも開会する定例市議会の前には、佐竹知事と直接意見を交わしたいと意向を示しました。

秋田市は、今月31日に開く、学識経験者などとの会合でまちづくり計画の新たな全体像を示し、来月には、新スタジアムの詳細な建設計画も公表される見通しです。

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