新スタジアム 建設候補地を八橋地区に絞っていると穂積市長 外旭川のまちづくりはイオンタウンと実現に向け取り組む
サッカーブラウブリッツ秋田の新たなスタジアムについて、秋田市の穂積市長は、建設候補地を八橋地区に絞り込んで課題を整理していると明らかにしました。
一方で、外旭川地区のまちづくり計画については、事業パートナーであるイオンタウンと実現に向けて鋭意取り組んでいくとしています。
これは、2日に開会した秋田市議会で明らかにしたものです。
ブラウブリッツ秋田の新たなスタジアムの建設候補地を巡っては、当初、外旭川地区で整備が計画されていましたが、事業の着手が2030年度以降になる見通しであることから、Jリーグ側から遅れを指摘されていました。
穂積市長
「新スタジアム庁内検討会において、整備スケジュールの前倒しが可能な場所について調査検討を行い、八橋運動公園の第二球技場と健康広場敷地に候補地を絞りこみ、課題を整理しているところであります」
市が新たに示した候補地は、八橋運動公園内のスペースプロジェクト・ドリームフィールドと健康広場を合わせた場所です。
この場所であれば、2030年度よりも早く建設に取り掛かることができ、Jリーグ側が求める収容人数などの基準もクリアできると説明しています。
その代替地としては、運動公園内のASPスタジアムや多目的グラウンド、それに勝平地区にある市民グラウンドを活用する考えです。
また、事業手法についても、民間事業者が建設・運営を行う「民設」から市や県が建設する「公設」に切り替えることも検討しているということです。
一方で、外旭川地区のまちづくり事業については、仮にスタジアムの場所が八橋地区となっても、事業パートナーであるイオンタウンと、実現に向けて鋭意取り組んでいくとしています。
今月10日には、Jリーグのトップ・野々村芳和チェアマンが秋田を訪れることになっています。
ブラウブリッツがJ1やJ2でプレーするためのクラブライセンス取得を後押しするため、秋田市は、現在の検討状況をJリーグ側に説明するものとみられます。