「10増10減」など 自民党で衆院選挙制度見直しの動き
衆議院の選挙制度をめぐり議席を「10増10減」する事も含め抜本的に見直すべきだとして自民党の議員が、18日、会合を開きました。
会合は、自民党の石田真敏元総務相や加藤勝信前官房長官らが開いたものです。衆議院の1票の格差を是正するため、小選挙区を「10増10減」する事について、自民党内には地方で議員の数が減ることから地方軽視だ、との反発もあります。出席者からは「10増10減」も含め今の選挙制度を抜本的に見直すべきといった意見が出ました。
石田氏は会合で自民党の衆議院議員のおよそ6割にあたる154人の賛同を得た、として今後、党内に議論の場を設けるよう茂木幹事長らに申し入れる考えを示しました。
会合の呼びかけ人には「10増10減」で定数が削減される県選出の議員も参加しており、野党だけでなく与党内からも「一度決めたことを覆すような動きはよくない」などと批判する声が上がっています。