敵のレーダー無力化も…陸自「電子作戦隊」が発足
陸上自衛隊の新たな部隊「電子作戦隊」が発足し、28日、朝霞駐屯地で新編行事が行われました。
「電子作戦隊」は電磁波情報を収集したり、電磁波で敵のレーダーや通信を無力化したりする最新装備=NEWS(ネットワーク電子戦システム)を運用する部隊で、九州や沖縄を中心に全国に順次新設されている電子戦の部隊を束ねます。
陸自・電子作戦隊隊長「従来の領域の能力、これと組み合わせて相乗効果を発揮し、各種事態に的確に対応しうるよう電磁波やサイバー分野といった新領域における能力の強化、これが死活的に重要であるというふうに認識しております」
電子作戦隊の発足は今月17日付で、すでに沖縄県・那覇駐屯地、鹿児島県・奄美駐屯地などに電子戦の専門部隊が配備されており、現在およそ180人体制で任務にあたっています。