NHK職員 タクシー券など約70万円不正で諭旨免職
本来認められないタクシーでの帰宅を繰り返すなどして70万円以上の不正を行ったとして、NHKは国際放送局勤務でニュースを担当している50代の男性職員を諭旨免職としました。
この男性職員は、公共交通機関が動いている時間帯にもかかわらず、東京・渋谷区のNHK放送センターから都内の自宅までタクシー券を使って帰宅したり、私用で使ったタクシー代や架空の電車賃を請求したりすることを繰り返し、323回、約70万4000円分の不正を行いました。
タクシー会社の記録とタクシー券に本人が記入した内容のズレから、今年1月に不正が発覚。男性職員は、「疲れていた。公私混同してしまい反省している」と述べ、既に全額を弁済していますが、24日付で諭旨免職となりました。
NHKはまた、直属の上司ら3人を減給、国際放送局長ら2人をけん責処分としました。
NHKは、「受信料で支えられている公共メディアの職員として許されない行為であり、視聴者の皆さまに深くお詫びいたします。再発防止に努めてまいります」などとコメントしています。