今月20日「世界難民の日」を前に 高校生らがロヒンギャの宗教や文化伝えるイベント開催
今月20日の世界難民の日を前に、高校生らが「世界で最も迫害された少数民族」ともいわれるロヒンギャ難民について紹介するイベントを開催しました。
約250人のロヒンギャ難民が暮らす群馬・館林市では16日、地元の高校生らがロヒンギャの宗教や文化を伝えるイベントを開催しました。
高校生「ヒジャブ、女の人がつけるのは、髪の毛や顔をなるべく出さないようにしていて、自分を守っているみたいなかんじで」「ハラールフードはイスラム教徒、ムスリムが食べているもので。食べて良いものに記されているのがハラールマーク」
ロヒンギャは長年、ミャンマーで迫害されているイスラム教徒の少数民族で、100万人以上が隣国・バングラデシュなどに逃れ、難民となっています。
ロヒンギャ難民の背景を持つアウンティンさん「世界でいろいろ問題があって、ガザやウクライナの問題が重なっているから、ロヒンギャ問題が忘れられている」
イベントにはロヒンギャ難民の背景を持つ人も参加し、「ロヒンギャ問題を忘れないでほしい」と訴えました。
イベントを主催・鈴木聡真さん「ロヒンギャ難民と聞いて、『難民の人たちか、自分とは別だな』と思うんじゃなくて、偏見をなくして、ロヒンギャの人たちと友達みたいに仲を深めていってほしいです」
会場ではバザーも行われ、収益はロヒンギャ難民キャンプの子どもたちへの支援に使われるということです。