与党、立憲・国民との修正協議をきょうから本格化
日本維新の会との修正合意で、来年度予算案の成立のメドがつく中、自民党と公明党の与党は、26日から、立憲民主党、国民民主党との修正協議を本格化させます。
国会記者会館から中継です。
ここまで修正協議では後れをとっていた立憲民主党が、どこまで与党に修正を迫れるかが焦点です。立憲民主党は早速、国会で給食無償化について「中学生についても来年春にスタートすべき」とさらなる修正を求めました。
立憲民主党 黒岩宇洋議員
「子供たちという意味では中学生も一緒。小学生、中学生の昼ご飯ぐらいね、地方格差なく等しく無償化というものを、私は令和8年度からスタートしていただきたいんですよ」
石破首相
「それはまず小学校から始めていきたいと思っております。中学校に拡大をしていくというのは、諸条件が整えますれば、それはやります。ぜひそれをしたいと思っています」
与党は26日昼すぎから、立憲民主党の政策責任者らとおよそ1週間ぶりとなる、予算修正をめぐる協議を行います。
立憲の修正案では、予備費や基金などの削減により、およそ3.8兆円を財源として確保し、ガソリン価格の引き下げや高額療養費制度の患者負担の上限額の引き上げを凍結することなどを求めています。
与党はまた、夕方からは国民民主党と103万円の壁をめぐる協議を行います。与党が新しく示した案に、国民民主党は「所得制限は外すべき」と反発していて、溝は埋まっていません。
維新との修正合意がまとまった中、与党が立憲、国民の意見をどこまで反映させるか、ギリギリの協議が続きます。