防衛費“過去最大”6兆8219億円 政府が来年度予算案を閣議決定
政府が23日、閣議決定した来年度予算案で、防衛費については過去最大となる6兆8219億円を計上しました。「安全保障関連3文書」で防衛力の抜本的強化が明記されたことを受け、前年から1兆4000億円以上の大幅増額となります。
来年度の防衛費は、今年度より1兆4214億円多い6兆8219億円です。過去最大を大幅に更新しています。
このうち、政府が新たに保有することになった、日本を攻撃しようとする相手のミサイル発射基地などを破壊する「反撃能力」にも活用される「スタンド・オフ・ミサイル」の取得など、関連費用として、およそ1兆4000億円計上しています。
また、装備品の維持・整備にかかる費用として、およそ2兆355億円計上しています。
政府が先週、閣議決定した「防衛力整備計画」では、今後5年間の防衛力整備費をおよそ43兆円とすることを記載しており、来年度はその最初の年となります。