約114兆3800億円…“過去最大”の来年度予算案を閣議決定 政府
政府は一般会計でおよそ114兆3800億円とする過去最大の来年度予算案を閣議決定しました。中継です。
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こちら都内の保育園には子どもを迎えにくる保護者が増えてきました。
来年度の予算案で大きく注目されたひとつが「子育て支援」です。
こども家庭庁が来年4月からスタートをすることに合わせ関連予算は4兆8000億円がつきました。
出産・子育て応援交付金としてひとり10万円相当の経済的支援などを行うために370億円が計上されましたが、再来年度以降の財源は保証されていません。
天才キッズクラブ楽学館仲池上園・巖川裕士園長「防衛費にまわっている予算を本当に少しでも、現場の職員に還元していただいて 仕事の価値を上げていただきたい」
岸田総理は「こども予算を倍増する」と宣言しましたが、今回の予算編成は、防衛費の確保が最優先となり子ども政策は来年の宿題となりました。
その防衛費は大きく膨らみました。その財源に、公共事業などのための国債である「建設国債」を新たに充てられるようになります。つまり、自衛隊の施設や潜水艦などにも充てられることになり、歴史的な転換だといえます。
一方で、税収は過去最高を見込みますが来年度も必要なお金の3割以上を新たな借金で賄います。
防衛と社会保障という今の暮らしを「守る」ための予算だけでも大きく膨らみ、またしても人数の少ない次世代に頼る来年度予算案となりました。