森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんを巡り、関連文書の不開示決定を取り消した大阪高裁の判決について、国側は上告しない方針を固めました。石破首相は6日夜、上告しない決断をした理由について「判決を真摯に受け止めるべきと考えた」と明かしました。

石破首相「赤木さんのお気持ち、そしてご遺族のお気持ちを考えたときに、この判決は真摯に受け止めるべきだとこのように考えて、上告しないということの決断をしたものでございます」

また、決断にあたっては大阪高裁の逆転判決の判決文を「私自身、何度か読んだ」として、「そのような判断をするのにふさわしい非常に精緻なものだった」と述べました。

さらに、関連文書の開示については「法に基づいて国民に説明責任を果たすという観点から、誠実に真摯に取り組んでまいりたい」と述べました。