愛知・豊橋市新アリーナ問題 長坂市長「契約の継続は検討しない」 建設を求める約13万人分の署名も市長選の結果を尊重して判断
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約13万人分の署名とともに豊橋市議会に提出された新アリーナ建設を求める請願を受けて、長坂市長は「契約の継続は検討しない」と回答しました。
豊橋市は、新アリーナの建設費など約230億円の契約を結んでいますが、建設中止を掲げる長坂尚登市長が、事業者に契約解除を申し入れています。
これに対し、2024年、新アリーナをホームとするプロバスケットボールチームのファンらが中心となり、市民約6万人を含む13万人分の署名とともに、建設を求める請願を提出し、議会で採択されていました。
この請願に対し、長坂市長は議会に対して、「議決の重みは認識しているが、市長選の結果を尊重すべきで契約の継続は検討しない」と報告しました。
請願を提出した団体や推進派の市議は会見を開き、「不誠実で無責任」と市長の対応を批判し、引き続き建設を訴える運動をしていくとしました。
長坂市長は、新アリーナの事業費を盛り込まない2025年度の当初予算案を議会に提出しています。