手紙やはがきなど値上げ方針 手紙は30年ぶり…84円から110円へ
総務省が、手紙やはがきなどを値上げする方針を示しました。手紙の値上げは30年ぶりで最低料金は現在の84円を110円にするとしています。
これは総務省が審議会に対し、郵便料金の値上げ案を提案したもので、早ければ来年秋から25グラムまでの封書は現行の84円が110円に、はがきは63円が85円に、それぞれ値上げされます。
また、定形外郵便や速達なども値上げされます。
消費税率の引き上げを除くと手紙は30年ぶり、はがきは7年ぶりの値上げとなります。
総務省が値上げを提案した背景には郵便事業の厳しい現状があります。
配達にかかる人件費やガソリン代を含む運賃が大幅に上がる一方で、デジタル化・人口減少の影響から国内郵便物はここ20年で、ほぼ半減しており、昨年度は、郵政民営化後、初めての赤字となっています。