政府、日銀総裁人事案を提示 事前報道に野党側は苦言…松野官房長官が国会で説明へ
政府は14日、衆議院と参議院の議院運営委員会の理事会で、日本銀行総裁の後任に元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事案を提示しました。
政府が提示した人事案は、日銀の次期総裁を植田和男氏とし、副総裁には前金融庁長官の氷見野良三氏と日本銀行理事の内田眞一氏を起用する案です。今後、国会では来週24日を軸に、与野党が3人への質疑を行い、適格かどうかを判断したあと、衆参両院での議決を経て最終決定します。
一方、日銀総裁のポストは、国会での同意が必要な「同意人事」でありながら、事前に報道があったことについて、野党側は「政府の情報管理が甘く、極めて遺憾だ」として、苦言を呈しました。
こうした批判を受け、政府は情報漏えいがあったのかについて調査をし、16日、松野官房長官が国会で説明することになりました。