松本総務相は、これまで公表してきたマイナンバーカードの「交付枚数」に廃止となった分が含まれていたとして、公表方法を改めることを明らかにしました。

総務省はこれまでマイナンバーカードについて交付した枚数を発表してきました。しかし、この中には持ち主の死亡や期限切れなどで廃止となったカードの枚数が含まれていて、その数がおよそ500万枚に達していたことがわかりました。

このため、松本総務相は、今後は廃止枚数を差し引いて、毎月、月末の「保有枚数」を公表する方針を明らかにしました。これを受け、総務省は、廃止枚数を除いた6月末時点の保有枚数はおよそ8816万枚で、人口に対する割合はおよそ70.0％だとホームページで公表しました。

松本総務相は「作業の関係で日々、簡便に把握できる交付枚数の方を公表してきた」などと釈明しました。