野党、国会法改正案を提出 要求から20日以内に召集
立憲民主党や日本維新の会などが3日、臨時国会の召集要求から20日以内に内閣が臨時国会を召集しなければならないとした国会法の改正案を衆議院に提出しました。
臨時国会の召集について憲法53条では、衆参いずれかの4分の1以上の議員からの要求で召集を決定しなければならないとしています。
立憲など野党は、ことし8月、臨時国会の召集を求める要求書を国会に提出していましたが、3日まで召集はされませんでした。
これを受け立憲、維新、共産などの野党が改正案を提出したものです。改正案では、要求のあった日から20日以内に臨時国会を召集しなければならないとしています。
立憲民主党・笠 議運委筆頭理事
「我々がこの臨時国会の憲法に基づいて、しっかりと召集要求しても、それに内閣が応えないということは、内閣自ら政権が“政治空白”を作っているといっても過言ではない」
衆議院の担当者によりますと、過去には要求があってから国会が召集されるまでに176日もかかった例があるという事です。
野党側は物価高やコロナ対策、さらにいわゆる統一教会をめぐる問題など、「課題が山積をしている中、国会が開かれないのはおかしい」「国会軽視だ」などと批判しています。