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臨時国会召集「黄金の3年間」楽観論から一転…岸田首相の正念場に

2022年10月3日 11:36
臨時国会召集「黄金の3年間」楽観論から一転…岸田首相の正念場に

参議院選挙後、初めての本格的な論戦の場となる臨時国会が3日に召集され、岸田首相は午後、所信表明演説を行います。

参院選での勝利直後に語られた「黄金の3年間」といった楽観論から一転、岸田政権にとって重苦しい雰囲気の中、国会が始まります。臨時国会は12月10日までの69日間の会期です。

岸田首相は物価高に対応するため電気料金の値上がり対策などを打ち出していて、裏付けとなる今年度の補正予算案の成立を急ぐ方針です。

一方、野党側は、いわゆる統一教会問題で細田衆議院議長に国会での説明を求め、物価高対策の責任者でもある山際経済再生担当相に辞任を求める方針です。さらに、亡くなった安倍元首相と統一教会の関係についても調査を求める方針です。

立憲民主党・泉代表「岸田政権、国葬の対応も含めて統一教会への対応も含めて全くなっていないということ、そして、国民生活を守れていないということを皆さんと一緒に声を上げていきたいというふうに思います」

内閣支持率の低下が続く中、自民党幹部からは「反転攻勢の材料は見当たらない」「しばらくは我慢だ。低空飛行で実績を重ねるしかない」など厳しい国会になるとの声が上がっています。

具体的な成果を積み上げ、国民の支持を取り戻すことができるのか。岸田首相にとって正念場の国会が始まります。