参院選投開票 「6議席」めぐり激戦の東京選挙区、各党・各候補者の選挙戦に迫る
10日に投開票が行われた参議院議員選挙。東京選挙区では「6議席」をめぐって、34人が争う激戦区となりました。6枠に滑り込むのは誰なのか、各党・各候補者の選挙戦を追いました。
◇
立憲民主党・蓮舫候補「真っ当な野党! 真っ当な国会!」
れいわ・山本太郎候補「国会はダルッダルのたるったる」
維新・海老沢由紀候補「私は本当に本気で、この国を変えたい」
全国最多34人が6議席を争う東京選挙区。
議席を死守したい自民党。託したのは、“元アイドル”の生稲晃子候補。マイクを握るのは、車の上。応援には、毎日のように大物が駆けつけます。
自民党・生稲候補「アイドル時代を思い出すくらいの分刻み。もっと厳しいかもしれません」「生稲晃子に力をください! 助けてください!」
知名度はバツグン。それでも東京選挙区の議席は、わずか「6」。
自民党・生稲候補「全員がライバルだと思っています」
◇
意外にも生稲候補と同じ答えなのは――立憲民主党の蓮舫候補。
立憲民主党・蓮舫候補「(ライバルは)全員です。それはもう、全員です」
過去2回はトップ当選、立憲の"選挙の顔"ですが、激戦の中、ある不安がありました。それは…。
立憲・蓮舫候補「この福島で、貴重な1議席をどうか…!」「新潟の皆さんだけができる…!」
全国を応援で回る蓮舫候補。本人不在時の代役は、等身大パネルです。
立憲・蓮舫候補「自分の選挙区にいないというのは、すごく不安です」
全員がライバル。“1位にはこだわりたいですか?”との質問に、蓮舫候補は。
立憲・蓮舫候補「それには定番の答えはしませんが、がんばります!」
◇
一方、順位は関係ないのが…れいわ・山本太郎候補「何番でもいいです。1番であろうと6番であろうと」
衆議院議員を辞職して挑んだ、れいわ新選組の山本太郎候補。
――手応えは? すごい人ですけど…。
れいわ・山本太郎候補「手応えと集票はイコールではないので」
昼間は、地道に名刺配り。そんな中、敏感に反応したのが、有権者からの「小池百合子をツブせ!」というヤジ。
山本候補は――れいわ・山本太郎候補:「えっと…今、都知事選じゃないので…。もうハンパなく強いですね。アレね。あ、アレとか言ったらアカン」
◇
そのハンパなく強い小池百合子都知事の全面バックアップで「6枠」を狙っていたのは、ファーストの会の荒木千陽候補。
ファーストの会・荒木千陽候補「姉のような存在でもあり心強い」
小池都知事による連日の応援。
小池都知事「荒木さんを活用しないのは、もったいないじゃありませんか!」
劣勢を巻き返せるか?
◇
一方、議員としての経験をアピールするのが、身長199センチの元ビーチバレー選手の自民党・朝日健太郎候補。
自民党・朝日健太郎候補「画角的に結構、アオリじゃない? 大丈夫?」
身長では、頭一つ抜け出しています。
◇
その朝日候補にライバル心を燃やすのは、身長187センチの元東大バレー部。
立憲民主党の松尾明弘候補です。
立憲民主党・松尾明弘候補「朝日健太郎さんと(バレーボールで)対戦したことがあります。借りを返したい」
ところが、ベテラン議員からは、こんな指摘が。
立憲民主党・松原仁議員「これじゃあ普通の人じゃない。台座とかさぁ~」
少しでも高く! 議席に手はかかるのか?
◇
無所属・乙武洋匡候補「ジャイアントキリング(大番狂わせ)起こしたら、面白いと思わない?」
まさに、群雄割拠の首都決戦! 「6枠」を勝ち取るのは!?