将棋の藤井八冠が内閣総理大臣顕彰式に出席 史上初“八冠独占”の偉業達成で首相公邸訪問
先月、将棋で史上初となる八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠が、内閣総理大臣顕彰式に出席するため、首相公邸を訪れました。
将棋界で内閣総理大臣顕彰を授与されるのは、1996年に史上初の七冠独占(当時)を達成した羽生善治九段以来2人目です
藤井八冠は先月、将棋の王座戦第4局で勝利し、史上初の「八冠」を達成しました。その後、王者として防衛戦に臨んだ将棋界最高峰の戦い竜王戦七番勝負では、今月11日の第4局で挑戦者の伊藤匠七段に勝利し、竜王戦3連覇を果たし八冠を維持しました。
また、この勝利で藤井八冠はタイトル戦で初挑戦から負けなしの連続獲得・防衛19期となり大山康晴・十五世名人の歴代最多記録に並んでいます。
顕彰式で岸田首相は藤井八冠に対し「多くの国民に夢や希望を与えるとともに、伝統的な文化である将棋の普及、振興を通じ、我が国文化の向上、発展に貢献され、その功績は誠に顕著だ」と述べました。
また「これからも将棋界の歴史を塗り替えていく、そういう時代が続いてくと思う。多くのファンの期待に応えて頑張っていただきたい」と激励しました。
岸田首相はまた、AIを使って腕を磨いているという藤井八冠に対して「AIは藤井八冠にとってどのような存在なのか」と尋ねました。これに対し、藤井八冠は「形勢判断、局面を見て、それをどのように捉えて判断していくかというところで、AIを参考に能力を強化できようにと思ってとり組んでいる」と述べました。
藤井八冠は顕彰式に出席した後、記者団の取材に応じ、「岸田首相から王座戦第四局の終盤の局面について、かなり具体的な質問をいただいたので、大盤を使って解説させていただいた」と、首相とのやりとりについて述べました。
また、岸田首相に贈った棋盤に「雲外蒼天」という言葉を書き込んだことについて問われ「雲の上には青空が広がっている。努力をしてさらに実力を高めていくことで、これまでと違った景色が見えるのかな、という意味を込めて書いた」と述べました。
今年行われたタイトル戦を全て制した藤井八冠。次は来年1月からの王将戦七番勝負に臨みます。
将棋界で内閣総理大臣顕彰を授与されるのは、1996年に史上初の七冠独占(当時)を達成した羽生善治九段以来2人目です
藤井八冠は先月、将棋の王座戦第4局で勝利し、史上初の「八冠」を達成しました。その後、王者として防衛戦に臨んだ将棋界最高峰の戦い竜王戦七番勝負では、今月11日の第4局で挑戦者の伊藤匠七段に勝利し、竜王戦3連覇を果たし八冠を維持しました。
また、この勝利で藤井八冠はタイトル戦で初挑戦から負けなしの連続獲得・防衛19期となり大山康晴・十五世名人の歴代最多記録に並んでいます。
顕彰式で岸田首相は藤井八冠に対し「多くの国民に夢や希望を与えるとともに、伝統的な文化である将棋の普及、振興を通じ、我が国文化の向上、発展に貢献され、その功績は誠に顕著だ」と述べました。
また「これからも将棋界の歴史を塗り替えていく、そういう時代が続いてくと思う。多くのファンの期待に応えて頑張っていただきたい」と激励しました。
岸田首相はまた、AIを使って腕を磨いているという藤井八冠に対して「AIは藤井八冠にとってどのような存在なのか」と尋ねました。これに対し、藤井八冠は「形勢判断、局面を見て、それをどのように捉えて判断していくかというところで、AIを参考に能力を強化できようにと思ってとり組んでいる」と述べました。
藤井八冠は顕彰式に出席した後、記者団の取材に応じ、「岸田首相から王座戦第四局の終盤の局面について、かなり具体的な質問をいただいたので、大盤を使って解説させていただいた」と、首相とのやりとりについて述べました。
また、岸田首相に贈った棋盤に「雲外蒼天」という言葉を書き込んだことについて問われ「雲の上には青空が広がっている。努力をしてさらに実力を高めていくことで、これまでと違った景色が見えるのかな、という意味を込めて書いた」と述べました。
今年行われたタイトル戦を全て制した藤井八冠。次は来年1月からの王将戦七番勝負に臨みます。