岸田首相がベトナム首相と会談 ウクライナ情勢“主権や領土の一体性が守られなければならない”との考えで一致
岸田首相が訪問先のベトナムで、チン首相と会談しました。ベトナムはロシアとの関係が深い国ですが、ウクライナ情勢について主権や領土の一体性が守られなければならないとの考えで一致しました。
岸田首相「(ウクライナの)独立・主権や領土の一体性を尊重する原則が守られなければならないことを確認しました。いかなる地域においても、力による現状変更は認められません」
会談でチン首相は、ウクライナへの人道支援として、国際機関を通じて50万ドルを拠出することを表明しました。ベトナムは伝統的にロシアとの関係が深く、国連総会でのロシア非難決議も棄権しました。
岸田首相としてはベトナムから、この問題で一定の支援を引き出した形です。
また、ベトナムが南シナ海で中国と紛争を抱えている中、両首脳は力による一方的な現状変更に反対することでも一致しました。