なぜ「国葬」か…岸田総理きょう午後の国会審議で説明へ
安倍元総理大臣の国葬について、岸田総理大臣は8日午後、なぜ国葬を行うのか、などを国会で説明します。
安倍元総理の国葬の問題は、世論調査で「評価しない」が50%を超えるなど岸田政権の足元を揺るがしていますが、8日は総理自ら国会で説明するという、大きな山場を迎えます。
安倍元総理の国葬について、岸田総理は8日午後、自ら国会に出席して、国葬を行うことに決めた理由、法的な根拠や費用などについて説明します。岸田総理は、この日の説明をもってこの問題に区切りをつけたい考えですが、思い通りになるかは不透明です。
一方、いわゆる統一教会をめぐっては、自民党が8日夕方にも所属議員へのアンケートを集約し発表する見通しです。教団との関係が深い議員については名前を公表する方針ですが、国民の疑念を払しょくできる内容かどうかが焦点です。
野党側は追及する姿勢を強めています。
立憲民主党・安住国対委員長「国葬を行う手続きに大きな問題があったと思っております。非常に安易に、短絡的にと言ったら失礼ですが、決めてしまった」
立憲民主党の安住国対委員長は、国葬の問題に加え、いわゆる統一教会の問題も取りあげ、教団と自民党や安倍元総理との関係について岸田総理に答弁を求めていく考えを示しました。