【さあ、投票へ。】衆院選の期日前投票は手ぶらでもOK 福岡市選管は「はがき」発送が間に合わず 福岡
衆議院議員選挙は16日から、期日前投票の受け付けが始まりました。福岡県内に設置される期日前投票所は148か所に上ります。異例の短期決戦となった今回、期日前投票の現場では戸惑いの声も聞かれました。
福岡市の早良区役所では、16日午前8時半から期日前投票の受け付けが始まり、有権者が次々に訪れました。
■個人事業主(40代)
「子どももいるし(投票日に)何かあって来られなかったらいけないので。介護と子育ての環境をよりよくしてくれる方に投票したいなと思って。」
■主婦(70代)
「当日にと言っていて行けなくなったらもったいないから、いつも選挙の時は期日前投票が始まった初日に行きます。」
■タクシー運転手(70代)
「少しでも日本が良くなればいいなと思います。」
ただ今回は、期日前投票所を設置する側から戸惑いの声も上がりました。
■早良区選挙管理委員会・小渕文稔 事務局次長
「秋に衆議院が解散して、選挙があるという想定の下に準備を進めてきていましたが(期日が)決まらないと、それから準備をしないといけない作業もありました。」
石破首相の就任からわずか8日後の解散、26日後の投開票と、いずれも戦後最短となった今回の衆議院選挙。準備期間が短かった、福岡市の選挙管理委員会ではまだ投票所入場のための「はがき」が発送できていないといいます。
■小渕 事務局次長
「あすから順次発送を始めて、22~23日の間には有権者のもとにはがきが届くかと思います。」
■東まどか記者
「はがきが届いていなくても期日前投票をすることは可能です。こちらに用意されている宣誓書に名前や住所を記入すると投票することができます。」
運転免許証やマイナンバーカードなどは必要なく、手ぶらで行っても投票可能です。
さあ、投票へ。どのくらい時間がかかるかも計ってみます。小選挙区選挙の候補者名と比例代表選挙の政党名、そして最高裁判事の国民審査の3つに記入すれば終了です。
■東記者
「今、投票が終わりました。全部で2分ほどでスムーズに完了しました。」
希望すれば、投票後に投票済証をもらうこともできます。
■小渕 事務局次長
「国政に対して有権者としての意思を伝える大事な機会ですので、ぜひ大事な自分の意思の一票を投じていただければと思います。」
今回の衆議院選挙では、福岡県内に148か所、佐賀県内に58か所の期日前投票所が設置されます。
福岡市内では19日から、福岡市役所や一部の商業施設でも期日前投票の受け付けが始まる予定です。
これから投票に行く皆さんにぜひ参考にしていただきたいのが、日テレ系列「zero選挙」の「候補者アンケート」です。2次元コードをスマートフォンなどで読み取るとサイトを見ることができ、アンケートに回答した候補者の政策や考え方を知ることができます。
また「2分でわかるあなたの考え方診断」では、自分の考えに近い候補者が誰なのかを知ることもできます。1票を投じる前に、ぜひ参考にしてみてください。