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衆院選あす公示 熊本の有権者は選挙戦で何を重視?専門家は?

2024年10月14日 19:34
衆院選あす公示 熊本の有権者は選挙戦で何を重視?専門家は?
衆議院選挙は15日公示され、27日の投開票に向けて、12日間の選挙戦が始まります。

熊本1区に立候補を予定しているのは、自民党の前職・木原稔氏、立憲民主党の新人・出口慎太郎氏、参政党の新人・重松貴美氏の3人です。

熊本2区に立候補を予定しているのは、自民党の前職・西野太亮氏、共産党の新人・奥田木の実氏、参政党の新人・近田茜氏の3人です。

熊本3区に立候補を予定しているのは、自民党の前職・坂本哲志氏、社民党の新人・橋村りか氏、参政党の新人・植田貴俊氏の3人です。

熊本4区に立候補を予定しているのは、自民党の前職・金子恭之氏、立憲民主党の新人・笹本由紀子氏、日本維新の会の元職・矢上雅義氏の3人です。

今回の衆院選では、県内4選挙区すべてで「自民党対野党」の構図となる公算が大きくなっています。選挙戦では、“政治とカネ”の問題を受けた政治改革や、物価高への対応などが争点となる見通しです。

選挙戦で何を重視するのか、熊本の有権者に聞きました。

■50代女性 会社員 1区
「(政治とカネの問題について)いい加減にしろよ!と思います。人の税金を何に使っているの!と思います。それが一番」

■20代男性 大学生 1区
「自分たちのように若い人こそ何も知らないし、調べないと何もわからないと思うので、若い人(の投票)が少ないみたいな。若い人が(選挙に)行くためにも、(期間の)短さじゃなくて調べる時間を取った方がいいと思います」

■30代男性 会社員 2区
「周りの声とかを聞いても、不安という声ばかり募っている。どう選ぼうかなと。結局、消去法で選ぶしかない」

■30代男性 会社員 2区
「賃金とかの底上げが問題になっているので、子育て世代への手厚い補償があったらよいと感じている」

■70代女性 主婦(飲食手伝い) 3区
「物価も上がっているし、もらう年金は減らされて年寄りは。安心して生活ができるような暮らしができるような政治をしてほしい」

■70代女性 農業 3区
「大津町にも半導体の大きな会社が来たので、交通の道路の方もしてほしいし、農家に水張り問題とか、地区の方が楽しい生活ができるように考えて欲しい」

■60代男性 飲食業 4区
「南北格差。どうしても格差は生まれるが、それをどうにか政策に持っていけるような人を選びたい」

解散から投開票まで18日と“短期決戦”となる今回の衆院選。専門家は、選挙戦では具体的で明確な政策を訴え、有権者の判断材料を示すべきだと指摘します。

■政治学専門 熊本大学法学部 伊藤洋典教授
「生活に直結する問題としては、やはり物価高だろうと思う。給料が上がらないとか物価高といった経済問題が1番直結はするが、裏金問題は裏金問題として対応しないといけない。制度的な問題もあるとは思うが、 それとは別に生活に直結した問題もやはり意識をしてほしい」

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