父親の入場券で女性が期日前投票 御船町選管が気づかず投票は「有効」熊本県知事選
3月24日投票の熊本県知事選について御船町選挙管理委員会は、町内の期日前投票所で父親の入場券を持参した女性有権者に誤って投票用紙を渡すミスがあったと発表しました。発覚した時には女性が投票を済ませていて、投票は「有効」とみなされるということです。
御船町選挙管理委員会によりますと3月19日、父親の入場券を持参した女性が期日前投票所を訪れました。受付で担当者が入場券に記載された父親の名前を読み上げたところ、女性が「はい」と答えたということです。担当者は、名前では性別の判断がつかなかったことから、本人だと勘違いし、投票用紙を交付しました。
その後、投票所にいた別の担当者が、入場券に記載された氏名が知り合いと同じことに気づき、システムで確認したところ、記載された人物は男性であることが分かりました。しかし、その時にはすでに女性が投票した後だったいうことです。女性は、入院中の父親に依頼されて投票に訪れたということです。
県選管と御船町選管は、投じられた票がすでに投票箱の中にあり、「どの票が該当する票か特定できない」として、「投票は有効」と判断したということです。御船町選管は、「性別や年齢を目視で確認するなどして、二度とこのようなミスが起きないように対応していきたい」としています。