自民党総裁選挙 富山県選出国会議員の投票先は
自民党の総裁選挙がきょう行われ、岸田総理大臣の後継となる新総裁に石破茂元幹事長が選ばれました。富山県選出の自民党国会議員に、誰に票を投じたかや、党の新たなリーダーに期待することを聞きました。
梅本記者
「自民党の総裁選は、党本部で投票が始まりました。信頼回復と再生をテーマとした選挙戦。富山県選出の議員は何を思い1票を投じるのでしょうか」
自民党の総裁選挙は過去最多となる9人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げました。
1回目の投票では、高市さんが議員票と党員票合わせて181票を獲得し1位となりましたが、過半数獲得とはなりませんでした。
そして27票差で2位だった石破さんとの2人による決選投票の結果、石破さんが215票を獲得し、新総裁に選ばれました。
石破茂 新総裁
「国民を信じ、勇気とまごころをもって真実を語り、この日本国をもう一度皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、石破茂、全身全霊を尽くしてまいります」
県選出の自民党国会議員は、誰にどんな思いで投票したのでしょうか。
富山3区の橘慶一郎衆議院議員は1回目、決選投票ともに石破さんに投票しました。
橘議員
「今までも石破先生をずっと推してきて、今回は小泉先生との関係で悩みましたけど、石破先生の推薦人になったので、そのまま石破先生に投票させていただききました。じーんときています、実は。こんなこともあるんだなと思っちゃいました、人生。日本国を守り国民を守り切る意気込みと、今までの経験を活かしながら、かつ党内はこれから一致団結してみんなで頑張らなきゃいけないので、いろんな声にも耳を傾けていただいて、全員野球で臨んでいただけるように頑張っていただきたい」
富山2区の上田英俊衆議院議員は、1回目は茂木さんに、決選投票では石破さんに投票しました。
上田議員
「これからの日本のあるべき姿とか地方のあるべき姿とか、そういったことを政策として訴えて実現していける力のある総裁だと思っていますので、投票いたしましたし、ご期待申し上げたい。今回の総裁選のスタートは、昨年の政治とカネ(の問題)に端を発している。政治とカネの問題について、ルールが守られなかったのが、一番大きな政治不信を産んでいる原因だと思いますので、そこをスタートラインとする。そしてようやく政策として国家がどうあるべきかとか地方がどうあるべきかとか、そういったことが語られ信用されるんだろうと思います」
富山1区の田畑裕明衆議院議員は、1回目は小林さんに投票し、決選投票については投票先を明らかにしませんでした。
田畑議員
「石破総裁は国民に信頼される政治を、ルールを守るといったことを含めて何度も言及をされていた。政治は信頼あってこそ、しっかり前進させることができると思う。総裁のイズムを私も理解をし、富山の有権者の皆さんとの対話で、富山の皆さんの生活の安心安全、経済的な成長をしっかり感じていただけるよう励んでいきたい」
野上浩太郎参議院議員と堂故茂参議院議員は、ともに投票先を明らかにしませんでした。
野上議員
「内外の厳しい情勢の中で、国民の命と国土を守り抜くという強い思いと地方を重視する姿勢、さらには安定感ということも大きな要素だったと思います。こういうことが高く評価されて選出をされたものと考えております。やはり信頼回復の先頭に立ってリーダーシップを発揮していただきたい。政治改革を真しに前進させていくことが重要だと思います」
堂故議員
「地方とくに富山においても、足しげく通っていただいて、いろんな人の関係もありますし、外交防衛のプロでもいらっしゃいますので、国民の安全安心そして地方創生あるいは地方経済の発展を期して、先頭に立って頑張っていただきたいなと思います」