【波紋】自民・田畑議員の説明に厳しい声 各党代表や知事は
無断での党員登録をめぐる自民党・富山1区の田畑裕明議員の会見での説明に対し波紋が広がっています。自民党以外の政党などがどう受け止めているのか、話を聞きました。
公明党県本部 佐藤則寿代表「党としての信頼が大きく失墜したということが一番まず大きいんだろうと思うんですね、この件については。自民党さんがしっかりと対処されるべきだというふうに思っています」
田畑議員は、先月29日の会見で無断または架空の党員登録が合わせて262人分にのぼることを明らかにしましたが、自らの関与は否定しています。
また党費は「亡くなった親族や自らの父が払っていた」と釈明しました。
公明党は今年10月の衆議院選挙で、田畑議員の政治資金問題を受けて推薦することに当初は難色を示し、推薦を出したのは公示の2日前でした。
公明党県本部 佐藤則寿代表「自民党と公明党の信頼関係が問われる選挙田畑候補に至っては、公明党のクリーンで清潔な党の推薦候補である誇りを一瞬たりとも忘れてもらっては困ります」
公示の日、田畑議員の出陣式でこう述べた佐藤代表。
またしても問題が噴出した今の状況については。
「どこまでも真摯な姿勢で誠実に対応していく。これに尽きると。これが私達公明党として、推薦をした議員らしくですね、生涯、そういった生き方をしてほしいというのが私達の思いで推薦をしたということでございます」
新田知事は、きのうの定例会見で見解を問われると。
新田知事「やりとりも新聞で見ただけなので、説得力があったのかなかったのか、失礼な言い方かもしれませんが、マスコミのみなさんの理解力のこともあるのかもしれません、それはわかりません、それが説得力がなかったのかということは、なので50分間質疑応答されたというのは、私は、対マスコミさんへの説明は十分果たされたとは思います」
一方、野党は。
立憲民主党県連 菅沢裕明代表「親とか後援会や企業の責任にしておられるようですのでそれはだめですよ」
立憲民主党県連の菅沢代表は、自民党県連の責任も大きいと述べました。
「田畑さんを選挙で擁立をして結果も出ているわけですが自民党県連の責任もそういう意味では大きいように私は思います。実態の把握とか疑惑の解明に県連自身が当たることによって、他の国会議員の皆さんや地方議員の皆さんもどうなのかという県民の不信とか疑惑にちゃんと応えていくと、これが責任ある政党の責任ではないかと思っています」