自民党員に無断登録 別の政党支部でも「実弟が本人の承諾なしに手続き」 富山県
自民党・田畑裕明議員を巡る一連の党員登録問題をめぐり、県内の別の自民党政党支部でも無断の党員登録があったことが分かりました。自民党県連会長の橘慶一郎衆議院議員が以前、社長を務めていた会社内にある支部で、男性1人が本人の許可なく党員登録されていました。
本人に無断での党員登録が発覚したのは、射水市にある自民党の政党支部「港盛連支部」です。
この支部などによりますと、県西部在住の50代の男性の自宅に自民党の広報や総裁選の投票用紙などが届くようになったということです。
男性が確認したところ、この「港盛連支部」の登録となっていることが分かりました。
この港盛連支部は、自民党県連会長の橘慶一郎衆議院議員が以前社長を務めていた伏木海陸運送の事業所内にあります。
去年の政治資金収支報告書によると党員数は354人です。
橘議員の事務所によりますと、この男性の弟が男性の承諾なしに入党の手続きを行い、党費も支払っていたことが分かったということです。
この男性の党員登録については、すでに取り消したということです。