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「政治とカネ」問題の余波 保守王国・富山で自民党員減少 田畑議員の富山1区は前年比2割減に

2025年1月6日 19:25
「政治とカネ」問題の余波 保守王国・富山で自民党員減少 田畑議員の富山1区は前年比2割減に
政治とカネの問題に揺れた去年の自民党富山県連。県内の自民党員は2万5000人あまりで前の年から1割近く減少しました。中でも、田畑裕明衆議院議員が選出された富山1区は2割以上の減少となりました。

自民党に所属する国会議員と県議会議員が一堂に会する県連主催の新年初顔合わせ会。

衆議院議員2人、参議院議員2人が出席しましたが、富山1区選出の田畑議員の姿はありませんでした。

無断と架空の党員登録問題で県連から常任顧問の任を解かれ、県連の公式行事に出席できないからです。

橘慶一郎県連会長「しっかりまた、信頼を取り戻していける、また再生に向けて一歩一歩前に進める、そういう年になるように、私も心がけてまいりたいと思っております」

続いて、宮本幹事長から県内の自民党員数について報告がありました。

去年12月の党員数は、2万5412人で、前年より1割近い減少です。

過去10年で比較すると10年前の2015年は3万1千人以上いましたが、最も少なくなりました。

中でも田畑議員を選出した富山1区は3041人で、前年より20%以上減少しました。

2区はおよそ8%の減少、3区はおよそ7%の減少と、比較すると1区の減少率が非常に大きくなっています。

宮本幹事長は、減少の要因として田畑議員の問題が大きいという認識を示しました。

宮本光明県連幹事長「それはもう当然、県連全体もそうですけれども、1区の問題、そのことは大変大きい要素だというふうには認識しています」

また、現在、空席となっている1区の選挙区支部長の選任については。

「国政を見ると、いつ何どき本当に衆議院の解散総選挙が行われるか分からない状況であるという風には思っています。そうなれば、やはり早く支部長の選任ということが重要だとは認識しています。この4月に富山市長選と市議会議員選挙がある中で、その選考の動きをどのような形でやっていくかはその影響も考えながら、進めざるを得ないなと思っていますので、年が明けましたので、しっかりと(富山市連と)すり合わせをしていきながら、早い段階でそのスケジュールを決めていきたいというふうに思います」

空席となっている富山1区の選挙区支部長。

田畑議員が再任されることはあるのか、それとも新人か。年が明けて動きが活発化します。
最終更新日:2025年1月7日 17:01
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