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「問題として受け止めている」自民党内からも苦言 田畑議員の政治資金パーティーめぐり

2024年6月12日 20:22
「問題として受け止めている」自民党内からも苦言 田畑議員の政治資金パーティーめぐり

身内からも疑問の声です。政治とカネの問題を巡り国会で議論が続く中、自民党で富山1区選出の田畑裕明衆議院議員が政治資金パーティーの開催を予定していたことについて、県連幹事長が苦言を呈しました。

田畑議員は12日夕方、さきほど一連の報道後初めて「誤解を生むことのないよう案内の方法や表現についても見直したい」などと文書でコメントしました。

自民党県連の宮本光明幹事長は12日、田畑議員が6月開催を予定していた政治資金パーティーについて問われ「問題として受け止めている」と答えました。

自民党県連 宮本幹事長
「あえて言うなら国会審議中にそうしたパーティーをあえて開催する必要があったのかないのか、結果的にはやっておられませんが、計画する必要があったのかということについては問題としては僕らは受け止めています」

このパーティーを巡っては、案内状に出欠を問う項目に加え「入金のみ」の項目が設定されている点が問題となりました。

有識者は出席せず「入金のみ」が行われた場合、政治資金規正法が禁じる「政治家個人への寄付」にあたる恐れがあると指摘しています。

10日の国会では岸田総理が田畑議員に説明を促しました。

岸田首相
「まずは議員本人が適切に説明責任を果たすことが重要」

12日夕方、田畑議員は報道各社に対し一連の報道後初めて文書でコメントしました。

政治資金パーティーについては、通常国会の会期末に国政報告を兼ねて毎年6月ごろに行っているもので「入金のみ」として来場しなかった人に対しては会場で配る資料を後日送る予定だったと釈明しました。

そのうえで「今後は案内の方法や表現についても見直したい。政治に対する信頼回復に向けて引き続き取り組む」としました。

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