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田畑議員が当初予定の政治資金パーティーめぐり国会で質疑

2024年6月11日 19:50
田畑議員が当初予定の政治資金パーティーめぐり国会で質疑
政治とカネをめぐる問題に対し、説明責任を求める声が高まっています。衆議院富山1区選出の田畑裕明議員が来週予定していた政治資金パーティーについて「入金のみ」という集金方法をめぐり、野党は、10日の国会で激しく追及しました。

問題となったパーティーの案内文では、出欠を問う項目のほか「入金のみ」の項目があります。

出席せずに「入金のみ」が行われた場合、政治資金規正法が禁じる「政治家個人への寄付」になる恐れがあるとの指摘があります。

10日の参議院決算委員会国会では、立憲民主党の村田享子議員が、田畑議員が「来場できない県内の人なども配信などを通してセミナーを受講できるようにするための対応で、寄付を呼びかけるものではない」と説明していることに触れ「オンライン開催」の解釈について追及しました。

村田享子議員「政治資金パーティーにおいて、配信でセミナーを受講する、いわゆるオンラインでの政治資金パーティーについてはですね、政治資金パーティーに該当しないということでよろしいでしょうか」
総務省担当者「人を集めずにオンラインだけで開催するものは、人を集めて行う会合と解すことはできない。難しいと考えております」
村田議員「報道でこの問題が報じられてから、あわてて後付けで説明したとしか思えない。本当に不誠実な対応だというふうに私は思います。この対価というのは、催しものに参加することに対して支払われる金銭となっておりますので、私は明らかに寄付に当たるものだと思いますが」

田畑議員について岸田首相は「支払われた金銭が寄付にあたるかどうかについて(略)具体的な事実関係の下で判断されるべきことがらであると認識している。まずは議員本人が適切に説明責任を果たすことが重要」と述べました。

KNBに対し、パーティー開催を見送ることを決めたと回答した田畑議員。ただ、なぜ急きょ中止を判断したのか、その理由については明確な返答はありません。
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