立憲富山県連 参院選で候補擁立諦めず 国民と一本化難航
今年夏の参議院選挙に向け、立憲民主党県連はきょう、改めて独自候補の擁立を目指す考えを示しました。支援組織が重なる国民民主党県連がすでに新人候補の公認を決めたなか、候補者の一本化に向けた動きは進んでいません。
立憲民主党県連はきょう、富山市内で常任幹事会を開き、参議院選挙に向けた候補者の選考について協議しました。
冒頭以外、非公開で行われた幹事会の後、菅沢代表は取材に応じ選考が進んでいないことを認めたうえで、独自候補の擁立を目指す考えに変わりがないことを強調しました。
立憲民主党県連・菅沢代表「党内外の有力な方に面会を求めたり要請をしてきた経過があるが、難航をしているのは事実。国民民主党の動きや連合の考えについても十分存じ上げている。そういう動きを尊重しながら富山における選挙の準備、候補の擁立作業を急ぎたい」
候補者の選考については、期限を決めることなく引き続き党本部と連携しながら急ぎたいとしました。
夏の参院選富山選挙区をめぐっては、国民民主党が富山市の会社社長の庭田幸恵さんの公認を決めています。
立憲民主党と国民民主党のそれぞれの県連の支援組織である労働組合組織・連合富山は、候補を一本化したい意向ですが、双方の県連の思惑が絡み不透明な状況が続いています。
参院選富山選挙区にはこのほか、自民党現職の堂故茂さんが、3期目を目指して立候補を表明しています。