旧優生保護法のもと不妊手術、村井知事 被害者に直接謝罪する意向「申し訳ないという気持ち持っている」(宮城)
宮城県の村井知事は、旧優生保護法のもと不妊手術などを強いられた被害者に対して、直接謝罪する意向を示した。
村井知事
「違憲とされた内容に基づき(県が)取組を進めてきたことは、申し訳ないという気持ちを持っている」
29日の定例会見で、村井知事は旧優生保護法のもと、当時 県が不妊手術などを進めたことについて、このように話した。
旧優生保護法をめぐっては、1月 国が被害者と配偶者に補償金を支払う法律が施行された。
これを受けて、弁護団らは県に対し全ての被害者への補償対応や知事による直接の謝罪を求めていた。
村井知事
「被害を受けられた方が謝罪を求めるということであれば、対応する必要があると思っている。具体的な日時等調整できればしたい」
県内の被害者は全国で2番目に多いおよそ1400人とされ、このうち900人は手術記録が残っている。
県は、今後市町村とも連携しながら被害者についての確認を進めるという。